大河ドラマを語るには、往年のドラマをすべて見ていなくちゃいけない気がするのですが、
えむこ@ドラマ大好きドットコム の場合はどうですか?と問われれば、
- 繰り返し見ている(もはや自分の思い出の一部と同化)
- 全話、堪能した
- 途中で脱落
- 序盤で脱落
- テレビが点いてたから目にはした
この5カテゴリーに分かれていますです、はい。
で今日は、私が大河ドラマが好きになったきっかけの作品と、
どんなふうにはまったのかという理由について書こうと思います。
私の大河ドラマの一番古い記憶。
それは、黄金の日日(1978年)です!
NHK放送史からお借りしました。
カテゴリー分類は【3.途中で脱落】からの【5.テレビが点いてたから目にはした】になります。
どうですか、このインパクト!о(ж>▽<)y ☆カッケー
主役は、市川染五郎!(今は松本幸四郎さん) 助左衛門!かっこよかった~
るそんすけざえもんっていう名前もよかった~
栗原小巻さんも美しかった~
織田信長こわかった~
おもしろくておもしろくて、当時11歳で、歴史っていえば「マンガ日本の歴史」の世界しか知らなかった子ども心に、
「壮大な歴史ロマン」「歴史って面白い!」のインパクトを強烈に植え付けたわけですが、、、
途中で脱落・・・
実はその後も一回も観ていません。
ちなみにあの三谷幸喜が特にお気に入りを何作か挙げるときに必ず登場するのが『黄金の日日』で
「当時、高校2年生でしたが、その1年はまさに呂宋助左衛門とともに過ごした1年でした」と語るほど、ハマった作品なんですが
この名作を!私は最後まで観ていないんです!
なぜか、、、
その理由はかの有名な「善住坊処刑」シーン なんですね~
「うっかり峠を越えようとしたら、罪人の首をノコギリで引かなきゃいけないなんて!!!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」←自分目線
見た後、あまりのショックに熱を出し、織田信長に対する恐怖のあまり、続きが見れなかったという、トラウマ的な大河デビューになってしまいました。
(怖いもの見たさの方は こちら からどうぞ)
実はこのあと、私は何回も何回も
なんでこんなひどいことをする必要があったんだろう・・・って織田信長の気持ちを考え続けたんです。
峠を通った人に木のノコギリでゆっくり処刑させて苦しませるなんて、
悪いことをした人に罰を与えるっていうのはまだしも、通行人にも罰を与える、何の意味がある?
それで織田信長はどんな得があるんだろう?
あれは本当のことなんだろうか?
どうしてもモヤモヤして、その疑問を祖父にぶつけたんですね。
そしたら祖父が
「織田信長は敵将のしゃれこうべで盃を作って、それで家来たちと一緒にお酒を呑んだんだ」
って教えてくれまして、、、
あ、もうこりゃだめだ
と思いました。
「どうしてこんなひどいことをするんだろう」と考えても、わかるわけがない、と。
400年前にはそういうことがあった。
そういうこと。
ここから、私は歴史について強烈な興味を覚えて
大河ドラマにはまっていくわけです。
しかし、当時はですね、
ビデオなんてものもの普及しておりませんので、
繰り返し見るってこともできなかった時代。
いま、過去の作品をオンデマンドで見られるというのは本当にうれしいことですよね。
この記事を書きながら、あれから43年たっているわけだし、
トラウマ克服のために、黄金の日々、最初から観てみようかな、、、と思い始めました。